湯治場としてあまりに有名な温泉。 目的がそれのみならば、きっと誰もがとても満足できる所、と思います。
でも……あちこちの温泉を渡り歩いてのんびり・ゆったり・気楽にお湯に浸かるのが好きなビーチにとっては……とりたてて他人様に勧められるような気もしなかった。 建物前が駐車場。 川を渡り廊下でまたいでいて、受付のある建物と浴場とがつながっている。川の底が硫黄で真っ白になっているのが廊下の窓から見えた。 受付で料金を払い、渡り廊下を浴場に向かう。受付横にあるピンクの10円公衆電話が昭和を思い出させてくれました。その横に木製の貴重品ロッカー。有料・小型100円36個、中型200円8個。 浴場の一部が脱衣所。脱衣カゴ54。化粧台等無し。 浴場に入るとすぐかぶり湯。ひしゃくで200回頭からかぶるよう書いてある。皆、湯桶で頭からかぶっている。近くの壁に48度と書いてある。熱いのによくもまあ。1人が桶で200杯もかぶったらかぶり湯がなくなってしまう。そう思って浴場との仕切り壁を見たらそこに小型のひしゃくが2個掛かっていた。浴槽は全部で6つ。丁寧にも温度が壁に書いてある。41℃・42℃・43℃・44℃・46℃・48℃(45℃の浴槽が無いんだな)。 せっかくなので46℃に入ってみる。ん?思ったより温度が低い?そんなに熱くない? 後で気づいたが、脱衣所の壁に「台風のため湯温が下がっています」と書いてあった。尚、その横には「石鹸、シャンプー使用禁止」とも。
ビーチを含めて18人入っていたがみんな静か。声高にしゃべる人がいない。 気づいたが、けっこうな人が 砂時計 を持参している。数えられただけで5個が浴槽の縁に置かれていた。さらにはペットボトルの飲料を持ち込んでいる。 ……うーん、皆さん湯治に真剣なんだな………。 ちょっと残念なのは入浴後にのんびり出来る広間が無い、ということ。渡り廊下の壁の一部が作り付けの木の椅子になっている。が、これは連れ合いを待つためのイスだな。 ビーチが渡り廊下をウロウロしている間にも若いグループ・カップルが入ってきてスマホで廊下等の写真を撮っていた。 ……ここは本気で湯治に取り組むお年寄りが多い温泉、と見受けられました。 帰りしな、体がホカホカしているのがとても気持ち良かったな。 (No.284入浴日20191101)
 (2件)
|
投稿日:2019/11/02(土)
利用時期:2019年 10月~12月
|