地図の上ではけっこうな山奥。でも、道が整備されていて特に狭い部分も無く、楽にたどり着けた。 早川北中学が閉校した後に、その校舎を改築・改装した町営温泉付き宿泊施設。その温泉を日帰り温泉として開放している。 かつての校門を通過しグラウンドに入ったとき、小説・風の又三郎に出てくる学校の庭はこんな感じなんだろうな、との想いがよぎった。それほど雰囲気は古風。何も知らなければここで温泉に入れるなんて気がつかないことと思うな。 グラウンドはキレイに手が入り、芝の間に雑草が少ない。十分現役、ですね。
施設に入り、スリッパに履き替え受付で入浴料を払う。 別館につながる渡り廊下の前で、さらにスリッパをゴムサンダルに履き替え、コンクリの長い階段を登っていく。尚、浴室のある建物はかつての教室とかではなく、新たに建てた施設とのことでした。 狭い脱衣所にカラン3ヶ所、ドライヤー2つ。鍵のかかる木のロッカー8ヶ所、脱衣棚16ヶ所。天井に扇風機、フローリングの床の隅にファンヒータが置かれていた。 脱衣所・浴室共に天窓が有り、電気を点けなくてもそこそこ明るい。
浴場。 扉を開くと目の前に浴槽2つ。右側は源泉(19.8度)。(写真) カラン6ヶ所。 窓の外は大和塀とアジサイ。ピンクの花が上部に少し咲いていました。 塀と木が邪魔で広く眺める、ということは出来なかったが、浴槽の縁に座り窓を通して遠くの山をボウゥッと眺めていました。 源泉を加温している、ということでかなりぬるい。手にすくうと温泉独特のイオウの臭いが満載。 HPに書いてあったが、地下にある古代の海水が混じった温泉とのことで、確かに塩味がした。 カランとカランの間にサウナ室への小さい小さい扉がある。(茶室に入るような?) 開けてみたが中は物置。受付のお嬢さんに聞いたらかなり前からサウナは廃止した、とのこと。ちょっと残念だったな。 どう見ても2人しか入れない室内なので効率を考えた結果、だったのかな?
床・浴槽の中共に特にぬめりは無く、また風呂桶・プラの椅子は隅にスノコを敷いてその上に置いてある、という気遣いを感じさせるモノでした。 建物は古いですが、あちこちキレイに掃除され、清潔感十分で満足しました。 (№266入浴日201907・・)
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投稿日:2019/07/03(水)
利用時期:2019年 7月~9月
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