| ホテル附属の温泉だが、日帰り入浴のお客さんが多い。外来用の入り口があり、気楽に入ることが出来る。
 内湯は2つ。片方はバブルバス。どちらもやや熱め。
 内湯の壁に
 「全浴槽とも源泉掛け流しです。加温・加水は一切致しておりません。」
 と大きく記してある。
 
 内湯浴場を出てからほんの少し外を歩くと露天の岩風呂。
 あいにくの冷たい雨。寒さも相まって通路に屋根の無いことがうらめしかった。
 さらにお湯はかなりぬるい。冬はこれでいいのかなぁ??
 と、女性従業員がやってきて入浴客に「いかがですか?ぬるいですか?」と尋ねていた。
 客が何と答えたのかは聞こえなかった。が、従業員さん、床にある(源泉の)バルブをさらに開いたのだろう。
 「温泉の出る量を少し増やしたので、もう少し熱くなると思いますよ。」と言い残して出ていった。
 
 ゆっくり入っているウチに肌がツルツルしてくるのがわかった。泉質は上等だ。
 露天浴場の半分は屋根がかかっていて雨に濡れることが無い。これがありがたかった。
 ただ、夕刻を過ぎると露天の外灯は3つだけ。目の悪いヒトは足元が見にくい。
 これ、なんとかして欲しかった。ビーチは湯船の中が見えず、突き出た岩に足をしたたかぶつけてしまった。
 
 壁に目をやると、紙コップを入れたカゴが引っかけられている。
 そばには
 「保健所の指導により、15歳以下のお子様の飲泉およびお持ち帰りは禁止されています」
 と書かれた紙が貼り付けてある。はぁ、飲めるんですね。
 岩の間からあふれてくる温泉に手を伸ばし口に含んでみた。温泉独特の硫黄の匂いが口いっぱいにひろがった。
 
 内湯のカランは10ヶ所。
 そのカランとカランの間の狭いことが気になった。
 隣にヒトがいたらしぶきが飛んで落ち着いて体を洗っていられないな、たぶん。
 
 ぬるめの露天にゆっくり浸かり、しばし肌のツルツル感を堪能しました。(№67)
   (1件) | 投稿日:2017/10/17(火) 利用時期:2017年 10月~12月 |