台風13号が北上してくれたので行く気になった。
確かに 秘湯 と言っていいと思う。 まぁ車で行くのに山道を飽きるほど走ったこと。この温泉への道しるべが行く先々に立てられていたので迷うことなくたどり着けた。
脱衣所は3畳強くらいの広さ、床は板張り。化粧台が1つ。 脱衣カゴが5つ棚に置いてある。 なんだか浴場と言うより個人のお宅にお邪魔したような気になりました。
浴室へのガラスの扉を開けると、目の前に外の景色が飛び込んできた。 外の光が入ってきて明るい! 総板張りの浴室、ヒノキの浴槽。木のいい匂いがする。もちろん桶も木製 カラン3ヶ所。ボディーシャンプー4つ、シャンプー2つと、数がカランにかみ合わないのはご愛敬。。
浴槽に木のふたがしてあったので、少しずらして入れるようにした。(写真) 窓の下は生けすになっていて大きな鯉が数匹泳いでいる。そこに注ぐ水音が涼しげに響く。
建物の向こうは広場になっていて、山羊が1匹のんびりと草を食んでいる。時々鳴き声も聞こえてくる。さらに向こうには大きな山が真夏の山肌を見せてくれている。お湯に浸かってそれらを眺めているだけで気分がゆったりしてきました。 ここは時間をかけてお湯から出たり入ったり、外の景色を眺めながら楽しむ温泉ですな。
源泉は冷泉とのこと。で加温していると書かれていたが、浴槽のお湯はやや熱めになっていて、しばらく浸かっていると顔が火照ってくるのがわかりました。柔らかなお湯です。
ビーチはとても気に入りました。 ま、人によってここの評価は分かれると思います。 近代的な設備の整った温泉が好き、という人には物足りないかもしれません。 でも駐車場から外観を見てお風呂の様子を想像し、入る気になった人。そんな方が入ったときには、たぶん満足のいく入浴になると思います。
秘湯 の定義を調べてみた。 山奥などの交通の便が悪い場所に存在する温泉のこと。 他人に知らせたくないような温泉のこと。 と出てきた。 ビーチとしては、ここは身近な人には教えてあげたい温泉なので 半分秘湯 かな? 入浴後、広間で イワナそば(冷)を食べながらこのレポートを書きました。 春期、秋期限定のキノコそば・山菜そばは夏のため食べられなかったのが残念でした。(№124・20180809)
 (1件)
|
投稿日:2018/08/09(木)
利用時期:2018年 7月~9月
|