「喫茶店をかねている温泉施設。渋温泉の「巡浴九湯めぐり」以外で日帰り入浴ができる穴場的施設。」と、このHPで紹介されていたので行ってみた。
渋温泉の共同駐車場から歩くこと数分。 西日に映える建物の奥まった入り口にたどり着いた。
「営業中」の扉を開けて中に入る。時間は午後4時半。 出てきた店主に 「先に食事したいんですけど」と声をかけた。
「今、やってないんです。」と返事が返ってきた。 以下、店主とのやりとり。 「あ、じゃあ何時から食事ができるんですか?」 「あの、食事などはもうしばらく前にやめたんです。」 「え??」 「今は温泉だけ、なんです。」 でも、店主の後ろをのぞき見ると設置されたテーブル、カウンターがきれいに整っている。
料金を払い、「湯船が2つありますが、左は源泉掛け流しなのでかなり熱いですよ。右側の湯船に入って下さいね。」という言葉を背中に聞きつつ靴を脱いで脱衣所に入る。
脱衣所の入り口が2つ。どちらが男湯で女湯か、どこにも書いてないし、のれんも無い。手前が男湯。 脱衣所。思いっきりシンプル。 脱衣棚、9ヶ所。洗面台1つ。扇風機、体重計、足つぼ刺激用の板、1つ。2人掛けの木の椅子が1脚。
浴場。道側の壁の上部がガラス窓。開いている窓から行き来する車の音が入ってくる。 カラン2つが壁からさりげなく突き出ている。 2つの浴槽は仕切りの上部で一部がつながっている。 左の浴槽に手を突っ込んでみた。 熱い!! 店主の言っていた通りである。とてもこれでは入れない。 右側の浴槽。やや熱め。体を洗ってからざんぶりと入る。上部で隣からお湯が流れ込んでくるのに隣の浴槽のようには熱くない。 手に取ると温泉の硫黄の匂い。 しばらく浸かっていたらじんわりと体が温まってきた。夏なのでけっこうキツイ。汗が止まらない。 これ、冬に来たならば温泉の効用を十分実感できるだろうな。
ところで。 せっかく食事処の設備がきれいに残されているのだから活用できないですかね。せめて飲み物くらい提供するとか。 これだけ体が熱くなって汗が出るとひと息する場所が必要なので。(№112)
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投稿日:2018/07/13(金)
利用時期:2018年 7月~9月
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