道からはどう見ても 釣り堀 の事務所と住居にしか見えない2軒の建物。奥が温泉施設。 扉を開けると女将?がにっこり出迎えてくれた。
普通の家のような玄関から食堂の前を通過し、廊下の奥の脱衣所に通された。 途中、ロッカーが5つあるが、扉にはなんと南京錠が。そこにPCを入れ鍵を持って浴室へ。 入ってみた、が……。これはもう、完全に一般家庭のお風呂場。 脱衣所の棚に脱衣かごが4つ。普通の洗面台1つにドライヤーが1つ。
浴室もほぼ一般家庭と同様。カラン2ヶ所。たたみ1畳半位の大きさの湯船。お湯を見ると深緑色。隅のパイプからお湯がチョロチョロ流れ込んできている。 横に 還流泉 飲めません と書いてある。隣に太めの蛇口があり 源泉 飲用できます との記載。早速コックをひねり手ですくって飲んでみた。……うーん、特に温泉の味がしない。でもほんのわずかにイオウの匂い。 窓の外には大きなヒバ。その向こうには薄根川の河原だけが見える。ここは釣り堀にきたお客さんが帰り際、体をサッと流すためのお風呂場だと思います。
飲める源泉 を流しっぱなしにして(これがけっこう熱い)ゆっくり入っていたら、さすがに体はポカポカしてきました。
……入浴後、女将にここの歴史を聞いてみました。 かつてこのあたりは水事情がとても悪かったとのこと。ある時、水を求めて深く井戸を掘ってみた。その結果、飲用にはぎりぎり、でもいろいろな成分の入っている 水 が出て来た。(だから飲めるし、色が深緑だったのですね) 加温して鉱泉として入っていたら、聞きつけた親戚が入りに来るようになった。その後、………釣り堀に来たお客さんにせがまれて、温泉浴室を貸しているうちに噂が広まり。いつかお金を取るようになった……なるほど。
その後、たたみ18畳の休憩室に。小ぶりの舞台があり、カラオケセットと四隅に大型スピーカが置いてありました。なんと、通信カラオケです。 置いてある料理メニューの裏側に「3時間1000円(入浴料込み)、歌の途中での入浴自由」と書いてあった。楽しい休憩室、だな。 近くの妙齢女性がカラオケの練習に来るとのこと……と話していたら、ホントに2人、やってきました。 メニューから女将おすすめの味噌ラーメンを注文して食べました。おいしかったです。(№208入浴日20190206)
通信中...
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投稿日:2019/02/10(日)
利用時期:2019年 1月~3月
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