宿から50㍍ほど上にある駐車場に車を駐め、降りると温泉特有の硫黄の匂いが鼻をついた。
火山特有の白い山肌から蒸気が昇っている。
昭和初期の旅館という表現が似合う建物。
日帰り温泉はフロントで料金を支払い、建物の中の階段を登ったところにある。
内湯と露天が別の場所になっているので両方入りたいときは一旦服を着なければならない。
露天。(写真)
狭い。名前は七福の湯。
基本、混浴。(ただし18時から21時までは女性専用)
全部で6人も入れば満員だな。
湯船がひょうたん形になっていて一番細い部分に衝立(あってもなくても同じようなもんだけど)があり、女性浴槽・男性浴槽を分けている。浴槽の外側には紫陽花が植えられていた。これからの季節、目を楽しませてくれるんだろうな。
白い湯。硫黄の匂い満載。やや熱め。女性用浴槽の上には屋根があるけれど、男性用の上には半分しか屋根がかかっていない。ゆっくり浸かっていると落ち着きます。
脱衣所はスノコの回りを木で囲ったような簡素なモノ。脱衣カゴが4つ。(これは女性用脱衣所も同じ)
しかし、………こういう混浴露天風呂、風情があっていいなぁ。
(でも、ビーチは混浴が苦手。想像だけで十分満足です。)
内湯。
脱衣所は狭く、棚に脱衣カゴのみ7つ。
旅日記?のようなノートとボールペンが置いてあり、入浴客の感想が書かれていた。
浴室も狭い。カラン2ヶ所。木の風呂用椅子4脚。洗い桶、8つ。
築何年だろう。相当な年代物の浴室。木製の浴槽に白い温泉。
でも、お湯がホントに柔らかい。
カランから浴槽まで1メートル弱。その間に座って体を洗うのでシャワーと浴びる時、気をつけないとその湯がそのまま湯船に入ってしまう。
浴槽も5,6人入るともういっぱい。
ここは体を洗うことを最初からあきらめて、のんびりじっくり温泉に浸かる場所だと思います。
温泉の説明をしてくれたフロントの老夫婦?ののんびりした語り口に心が癒やされました。(№100)
投稿日:2018/06/05(火)
利用時期:2018年 4月~6月