ホロルの湯では1月24日より3月5日まで、 水戸市立博物館のご協力のもと、 1階玄関ホールにて雛人形を展示しています。
飾ってあるのは御殿雛と段飾り雛と傘福と呼ばれる吊るし雛です。 いずれも水戸市立博物館所有の雛人形です。 来春に本格的に「雛飾り展」をホロルの湯で開催する予定ですが 今年はその前の「プレ雛飾り展」ということで 水戸市立博物館様のご厚意でホロルの湯に飾らせていただくことが出来ました。
段飾りの雛人形は7段飾りのとても豪華な飾りで おかげさまでホロルのエントランスホールが パーっと華やかになりました(^^♪
「御殿雛」は関東ではあまりお目にかかれないのではないでしょうか。 この機会にホロルに足をお運びいただき、 ぜひ一度ご覧いただきたいと思います。
◎御殿雛(ごてんびな)
江戸時代以降、昭和初期ぐらいまで、主に関西文化圏で一般的だった。 そもそも御殿とは、平安時代の貴族が住んでいた館をさし、 御殿の中に雛を飾るという形式は、まさしく古の王朝文化への 憧れを具現化したものと思われる。
御殿雛には源氏枠(げんじわく)と紫宸殿(ししんでん)がある。
・源氏枠 「源氏物語絵巻」などに見られるように、屋根や天井がなく 屋内の様子が上から眺められるような建物
・紫宸殿 屋根があっていかにも御殿のような形。 今回、ホロルに展示してある物がこれにあたる。
◎傘福(かさふく)
山形県酒田に江戸時代から伝わるつるし飾りのひとつで、 商売繁盛、わが子の健やかな成長や無病息災を願い一針一針縫い上げ、 傘の先に幕をめぐらせて飾り物を下げたもの。 静岡県稲取の「つるし飾り」、福岡県柳川の「さげもん」と並んで 日本三大つるし飾りの一つとなっている。
制作:花工房主宰 上村 紀代子 氏
(施設からの情報)
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